今回の散歩は、朝倉市三奈木地区です。
この地を治めたのは、黒田二十四騎の一人である黒田一成公です。
この方は、加藤重徳の次男として伊丹村(兵庫県)に生まれました。
ここである疑問が・・・なぜ加藤さんが黒田さんに苗字が変わったのでしょうか?
そこにはある物語があります。
戦国時代、織田信長の家臣であった荒木村重が離反し、有岡城(兵庫県)に立てこもって信長と戦うことになりました。この時、使者として説得にあたったのが黒田官兵衛です。しかしながら、官兵衛は逆に囚われの身となり、牢屋に閉じ込められてしまいます。
この時に、村重の家臣として監視役(世話役)をしていたのが加藤重徳という人物です。重徳は親身に世話をするうちに、次第に官兵衛と心を通わせました。
官兵衛は、もしこの城から脱出し、再び活躍するような時が来たら、重徳の子を立派な武士に育てたいと約束していました。
その後、無事に官兵衛は城を脱出することができ、重徳と交わした約束を果たすべく、重徳の次男を養子に迎えました。この人が後の黒田一成公です。
黒田一成公は、武功に優れていただけでなく知行領地の神社仏閣の建立に力を注ぎました。
今回、紅葉の名所として紹介する「清岩禅寺」と「美奈宜神社」もその一つです。
清岩禅寺 朝倉市三奈木15
お寺の中は、ぐるっと散策できるようになっています。また、色とりどりの紅葉や銀杏がきれいな色づきを見せていました。
黒田一成公のお墓です。
![](http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/02fb101db62da699512c37e5ae70c07a/1385535587)
ちよっとした散策が楽しめます。
次は、美奈宜神社です。入り口では、一成公が植えた銀杏の大樹が出迎えてくれます。
立派な門の上には「至誠」の文字が
とても立派な本殿です
境内の紅葉がとても綺麗でした
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